アニメ 多様性の芽をはぐくむ DVD全3巻 

 

アニメ 多様性の芽をはぐくむ

  〈DVD 全3巻〉

監修 : 日高庸晴
(宝塚大学看護学部教授)


各巻タイトル
  ① 人種・国籍 
② LGBTQ+ 
③ 障害

 


 

~幼少期にこそ伝えたい「多様性」~


 
人種、国籍、宗教、信条、性的指向や性自認、障害の有無…現代社会において「多様性」を尊重する重要性はますます高まっています。しかしそもそも人間とは多様なものであり、自分と異なる他者の個性を違和感なく受け入れ尊重する感性は、本来幼いころから身につけていくべきものです。
 本シリーズは、自分とは異なる他者との出会い、また他者と異なる自分への気づきなど、子どもたちが経験しうる様々な場面をアニメーションで描き、あらゆる個性を尊重し、「人と同じ」であることにこだわる必要はなく自分らしく生きていくことの素晴らしさを伝えます。

 


文部科学省選定(①、②)

DVD カラー  各巻約12~16分 
主な対象 : 小学校、大学、公共図書館、各種教育機関等 
教科 : 道徳・特別活動・総合的な学習の時間
バリアフリー字幕版選択可 (ユニバーサルフォント仕様)

価格 : 各巻18,000円+税  (学校・公共図書館版) 
   各巻36,000円+税 (視聴覚ライブラリー版)

 



   来日・滞日する外国人は年々増加しており、子どもたちにとっても身近に外国人と接する機会が増えてきています。見た目や言語、文化、習慣など様々な側面で「違う」存在である外国人との出会いは、子どもたちにとって新鮮かつ多様性を知る貴重な経験になる一方で、その違いに起因する誤解が生じてしまうことや無理解な態度が表出されてしまうことがあるかもしれません。
 この巻は、子どもたちが人種、国籍の違いから起こってしまうことがある無意識な思い込みや偏見、差別的な感情が自分自身の中にもあるかもしれない、そういった思考に気付くと共に、お互いを尊重できる感性を育むことをねらいとしています。(約12分)

    性的マイノリティ(LGBTQ+)が自分の性的指向や性自認に気付く時期には個人差がありますが、早い場合は小学校入学前ということもあります。幼少期から「他の人と違う」ことに戸惑いを持つ場合も多く、苦悩や葛藤を抱くことも少なくありません。
 この巻では、どの性を好きになるのか、どの性別で生きたいと思うのか...、性的指向と性自認は多様であり、他者の存在を否定することなく誰もが生きやすい社会が望まれること、自分は自分であっていい、といったメッセージを伝えます。(約13分)

    視覚障害、聴覚障害、知的障害、発達障害など様々な障害があります。障害を持つ人はそれぞれ日常生活における困難や固有の悩みを持つ場合があり、自分は障害を持っていないと自覚している人にとってはリアリティを持って理解されづらいことかもしれません。
 この巻では、障害を持つゆえの生きづらさや不便さはある一方で、それも個性であること、どちらか一方が助け一方が助けられる存在という認識を持たないよう、お互いに対等な関係性を構築していくのが当たり前、そう感じてもらえるような構成としました。(約16分)

 

  

   

監修 : 日高庸晴
(宝塚大学看護学部教授)

「他人事(ひとごと)ではなく、もし自分のことであったなら」

  社会的マイノリティの人権課題を道徳などの授業で題材にしたところ、児童生徒からこんな声を寄せられることがあります。「遠い外国から来た人と仲良くしようと思います」「LGBTの人からカミングアウトされたとしたら、今までと同じように接します」「障害がある人のことを助けようと思います」といった類いです。素直な“子どもらしい” 反応にも感じますが、子どもたちがこういった感想を持つ、あるいは持たせてしまうような発話が、授業者からあったのかもしれません。
この3本の映像教材は、社会的に少数の存在である他者を「理解しましょう」「助けましょう」「手伝いましょう」といった一方的な関係性を描いていません。そもそも他者を助けてあげる、という思考や発言そのものが、どこかしら上から目線な言い回しになっていると感じませんか?
この映像教材では、それぞれの違いは個性であり、その個性をお互いに認め尊重し合い、そのうえで関係性を構築していく尊さを重要なメッセージとして伝えています。誰もが平等で対等な人間関係を築いていくこと、自分と異なる他者の存在を知ることのみならず、自らが相手の立場になった時にどのように感じるか、自分だったらどうされたいか、映像を通じてそういった問いを繰り返し投げかけています。

 

 

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