みんなで考えるLGBTs DVD全3巻 

 

みんなで考えるLGBTs

  〈DVD 全3巻〉

監修 : 日高庸晴(宝塚大学看護学部教授)

各巻タイトル
① いろいろな性 ~好きになる性~ 
② いろいろな性 ~心の性・表現する性~ 
③ 性的指向と性自認(解説編)

 


 

性の多様性について考え、議論する映像教材


 
性的指向と性自認の多様性について社会の関心が高まっています。新聞などマスコミでも取り上げられる機会が増え、多様な性のあり方への理解が広まっています。2015年4月に文部科学省から通知があったことを受け、全国の教育委員会においても前向きな取り組みが始まっています。2019年の中学校道徳教科書では、義務教育としてはじめてLGBTをはじめとするセクシュアルマイノリティ(LGBTs)を扱う教科書が登場し、学校教育においても性の多様性を学ぶ必要性が認知されつつあります。
  本シリーズは、性の多様性を人間の個性の一つとして学ぶ機会ととらえ、LGBTsの当事者である児童生徒が、ありのままの自分でいいという自己肯定感、自尊感情を育むことを目指した映像教材です。

 

DVD カラー  各巻約20分 
主な対象 : 中学校・高校  
教科 : 道徳・家庭科・人権教育
字幕版選択可
文部科学省選定

価格 : 各巻18,000円+税  (学校、個人、公共図書館向け) 
   各巻36,000円+税 (視聴覚ライブラリー向け)

 

「授業実施のための展開案」PDF付き
ドラマを収録した第1巻と第2巻には「授業実施のための展開案」PDFが付属します。実際に生徒たちに配布できるワークシートだけでなく、LGBTsに関する様々な統計データや50分授業における授業展開の台割例、本作を使用して授業を進めるための具体的な活用方法を明記しています。ドラマを見て生徒たち自身が考えるアクティブラーニング教材としてご活用ください。




本シリーズが、毎日新聞(2019年3月4日夕刊)
読売新聞(2019年3月23日朝刊)
に記事として紹介されました!


異性を好きになるか、同性・両性を好きになるか、あるいは誰にも恋愛感情を抱かないといった性的指向は、嗜好や志向とは異なる「指向」であり、本人が選択できるものではないと考えられています。本巻は、同性愛者(ゲイ、レズビアン)である生徒たちのドラマを見ながら、好きになる性の多様性について考える映像教材です。(約23分)

・「授業実施のための展開案」PDF付き

体の性と心の性が異なるトランスジェンダー、男でも女でもないと自認するXジェンダー、自身の性自認に揺れ動くクエスチョニング…、心の性、表現する性は実に多種多様です。近年は学校などにおける多目的トイレの設置や男女共用制服の整備など、徐々に教育現場でも取組まれてきています。自分が何者であるのかという戸惑いや揺らぎを経験する生徒たちの物語を見て、心の性や表現する性について考えます。(約19分)

・「授業実施のための展開案」PDF付き

統計によると、人口の約8%前後がLGBTsであると推定されています。これは30人のクラスでいえば約1~2人の生徒が該当するということになります。しかし、学齢期の早い段階での教育を待ち望まれていながら、教員自身の正確な知識や理解が追いついていないという現状があります。本巻では、性の多様性を解説し、LGBTsを取り巻く社会の動きなども紹介し、その理解を深めます。(約22分)

 


監修 : 日高庸晴 (宝塚大学看護学部教授)

現職:宝塚大学看護学部教授、日本思春期学会理事、厚生労働省エイズ動向委員会委員
文部科学省が2016年4月に発表した性的指向と性自認に関する教職員向け資料の作成協力、文部科学省幹部職員研修、法務省の国家公務員人権研修、人事院のハラスメント研修などの講師を務め、国や自治体の事業に従事している。

「性的指向と性自認の多様性を知り、人権感覚を養う」

  文部科学省は2015年4月に「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」とした通知を、2016年4月には教職員向けの資料を発出しました。さらに2017年「いじめの防止等のための基本的な方針」においても性的指向と性自認について言及、教職員への正しい理解の促進や、学校としての必要な対応の周知を求めています。これらの国からのメッセージに基づいて教育現場では、LGBTをはじめとするセクシュアルマイノリティ(以下LGBTs)に関する教員研修が増加していますが、視聴覚教材が十分にない中で、本シリーズの企画が構想されました。
  人は本来多種多様で誰ひとりとして同じではなく、個性豊かな存在であるはずです。しかしながら世の中の多数派が認める基準から少しでも異なれば、異質な存在と捉えられ、排除されることが多くあります。事実、LGBTsの児童生徒の不登校や自傷行為、自殺未遂の経験が他集団に比して高率であることは複数の調査研究によって示されており、性的指向と性自認が多数派と異なることで、彼らが学校で生きづらさに直面していることがわかっています。
  本シリーズでは性的指向と性自認や性別表現の多様性について、マジョリティの視点からマイノリティへの理解を促すのではなく、誰もが多様性を構成する一員であるという視点で学べるようになっています。LGBTsの当事者生徒と非当事者生徒の対等な関係性や友情、困ったときはSOSを出した方がいいこと、直面する生きづらさをふまえドラマ仕立てで構成されています。 自分が自分であることに誇りを持てるように、多くの方に見ていただきたい教材です。

 

 

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