大 学

心理学

現代心理学  発達と支援 胎児期〜幼児期

DVD
全10巻

人間はどのように発達していくのでしょうか。人間の発達を研究することは人間の成長を知ることであり、人間の心を理解することです。特に、子どもの発達には人の成長の興味深い特徴や面白さを見ることができます。
子どもは周囲の様々な支援のもとで発達を成就し、真の自立と生きる力を獲得していきます。中でも、胎児期から幼児期までの発達とその支援は、後の発達に大きな影響を及ぼすことから特に重要といえます。
本作品は、生涯発達過程に於ける胎児期から幼児期までの発達の様相や特徴、支援の原理やあり方について最新の知見に基づいて解説する映像教材です。

タイトル

価格

対象学年・
監修者・出演者

内 容

現代心理学  発達と支援 
胎児期〜幼児期

C乳児の発達とコンピテンスの発揮

 

 

 


(DVD)600V054S

 

カラー
約30分
DVD
60,000円+税

監修:
田島信元
 (白百合女子大学)
指導:
矢澤圭介
(立正大学)

内容
乳児の生得的コンピテンス/乳児の認知発達のプロセス/乳児の社会的発達と文化獲得
解説
豊かな生得的能力(コンピテンス)を持って子どもは誕生します。外界に組織的な視覚的探索を能動的に行い、特に社会的刺激への志向性が目立ちます。大人の表情を模倣する共鳴動作を示し、大人の発声に同調して運動するのです。そして生得的な個性の違いを持って生まれます。乳児期では、このコンピテンスが物的環境、社会的環境に積極的に差し向けられ、養育者との基本的信頼感の形成、そしてそのモノがなくても頭に思い描く表象能力の獲得として、つぎの幼児期への準備がなされるのです。
ここでは、まず「〜すれば〜なる」という随伴性探知能力が、物的環境に差し向けられ、どのように知的能力が構成されていくか、ピアジェ理論に基づいて跡づけます。また、その能力が社会的環境に差し向けられ、第1次相互主観性として養育者との間に情緒的絆が形成され、生後9ヵ月頃からモノに養育者とともに共同注意を向け、新たな第2次相互主観性、三項関係が成立していくことの意義をトマセロの文化学習論に基づいて考えます。['11]