対象:中学校・高校・大学・一般
DVD カラー/ STEREO-HiFi/各巻40分
価格: 各巻 4,800円+税


 

「平家物語」ゆかりの地フォトアルバム  物語の舞台になった場所の現在の風景写真

【登場人物】祇王/仏御前/小督/横笛/小宰相/建礼門院
【朗  読】幸田弘子
      祇王/小督/横笛/小宰相身投/能登殿最期/大原入/大原御幸/六道之沙汰/
      女院死去 
【能・謡曲】櫻間眞理「大原御幸」
【琵琶演奏】須田誠舟「大原御幸」
【管弦舞楽】女人舞楽原笙会「白拍子」
【解  説】平田悦朗  
【監  修】三木紀人(城西国際大学教授・お茶の水女子大学名誉教授)
【撮影協力】宮内庁 栃木県立美術館 林原美術館 祇王寺 車折神社 滝口寺 法華寺 
      金剛峯寺 清浄心院 六波羅密寺 長楽寺 寂光院 赤間神宮 妓王寺 
      千才庵


プロローグ
平家物語は男たちの生と死を中心に歴史を語っているが、彼らをめぐる女性たちの群像も忘れがたい。乱世の中で、運命の糸に導かれて登場する彼女たち、その入れ替わる様々な面影に触れるのも平家物語を読む楽しみである。

白拍子・祇王と仏
平家物語で最初に登場する二人の白拍子、祇王と仏。清盛の寵愛を受けた二人は共に捨てられ、嵯峨野に入り出家する。清盛をめぐる祇王と仏の生き様を、嵯峨野の美しい風景を交えて哀れ深く描く。

小督の悲劇
高倉天皇が寵愛した小督は、清盛により内裏を追われる。小督を探す笛の名手、弾正小弼仲国。嵯峨野で琴の音を手かがりに小督を探し出す。その時、小督が爪弾く楽は“想夫恋”であったという。

横笛と滝口入道の悲恋
斎藤滝口時頼は横笛を愛したが、時頼の将来を案じた父親はこれに反対する。父と恋人の板ばさみになって苦悩する時頼。やがて出家し嵯峨野に入ってしまう。彼を慕い訪ねていく横笛のくだりは一段と哀調が深い。

小宰相の身投げ
一の谷の戦いで死んだ平通盛の妻小宰相は他の女性のように仏門に入ることもなく、夫を追って自殺する。二人を結んだのは歌のやり取りであったという。死を決意し海へ身を投げる小宰相を哀れ深く描く。

建礼門院の最期
物語中もっとも重要な役割を担った建礼門院徳子は、壇ノ浦で救出され、都へ戻される。東山長楽寺で出家、やがて大原に入る。能「大原御幸」を交えて法皇との対面を描き、六道之沙汰の朗読を聴く。そして、波乱に満ちた建礼門院徳子の一生は寂光院で静かに閉じられる。平曲でも秘曲とされ、最も美しく優れた部分といわれる「大原御幸」をバックに彼女の最期を哀調深く描く。

[物語の伝説と歴史]
本巻に関係する物語の伝説と歴史の地を紹介。
・野洲町(滋賀県)-白拍子祇王の出身地とされ、妓王寺、妓王井などが残る。
・小松市(石川県)-白拍子仏御前の出身地。
・天野の里(和歌山県)-悲運の女性横笛が滝口入道を慕い、庵を結んだといわれる地。
・高野山(和歌山県)-滝口入道が修行を積んだ寺と物語が語る清浄心院がある。

このページのTOPへ

 

サン・エデュケーショナルの商品は、全国の教材店・有名書店でもお求めいただけます。

 

サン・エデュケーショナルへのE−mailです 株式会社サン・エデュケーショナル TEL.03-5428-5675 FAX.03-5428-5674 (C)2014